【レビュー】コリィ・テイラー – CMFT

【レビュー】コリィ・テイラー – CMFT
         

概要

コリィ・テイラーが2020/10/2にリリースしたソロアルバム。

グラミー賞受賞を誇るスリップノット、ストーン・サワーの最強フロントマンとして絶対的な支持を集め、ソングライター、俳優、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家と幅広く活躍してきたコリィ・テイラーが、自身初となるソロアルバム『CMFT』を10月2日に全世界同時リリースします。

先行楽曲2曲からは今作のバラエティの豊かさが伺え、コリィが生涯にわたり影響を受け続けているという、ハード・ロックからクラシック・ロック、パンク・ロックからヒップ・ホップまでといった、幅広い音楽の要素が詰まっています。

(WARNER MUSIC JAPAN)

▼Corey Taylor – CMFT Must Be Stopped (feat. Tech N9ne & Kid Bookie) [OFFICIAL VIDEO]

▼Corey Taylor – Culture Head [OFFICIAL VIDEO]


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曲リスト

M-1 HWY 666 / HWY 666

M-2 Black Eyes Blue / ブラック・アイズ・ブルー

M-3 Samantha’s Gone / サマンサズ・ゴーン

M-4 Meine Lux / マイネ・ルクス

M-5 Halfway Down / ハーフウェイ・ダウン

M-6 Silverfish / シルバーフィッシュ

M-7 Kansas / カンザス

M-8 Culture Head / カルチャー・ヘッド

M-9 Everybody Dies On My Birthday / エブリバディ・ダイズ・オン・マイ・バースデイ

M-10 The Maria Fire / ザ・マリア・ファイア

M-11 Home / ホーム

M-12 CMFT Must Be Stopped (Featuring Tech N9ne and Kid Bookie) / CMFT マスト・ビー・ストップト(feat. テック・ナイン アンド キッド・ブッキー)

M-13 European Tour Bus Bathroom Song / ユーロピアン・ツアー・バス・バスルーム・ソング

M-14 Black Eyes Blue (Live Acoustic)(* BONUS TRACK) / ブラック・アイズ・ブルー(ライブ・アコースティック)(* BONUS TRACK)



聴いてみた

結論から言うと、スリップノットやストーン・サワーとは全く違う音楽だった。アルバムを通して雰囲気は明るく(歌詞は暗く退廃的なものもあるが)、正統派US(ハード)ロックである。

スリップノットとして鮮烈なデビューを果たしてから約20年、今このような楽曲をリリースするというのは感慨深いと言うか、色々な感情が沸き起こる。しかもアルバム名「CMFT」はコリィの昔のあだ名であるという。つまりこのアルバムはコリィの、より本質的な部分を表現したものということになるだろうか。そういう意味でも、これまでとは違った音楽性を出してきたことに驚く。これが本来のコリィなのかと。


はっきり言ってこのアルバムの楽曲はスリップノットファンには物足りないだろう。非難も受けるかもしれないが、そんなものは跳ね返すほどの力、自信、成熟を得たと考えたい。この20年間、メンバーの死去、脱退、訴訟など様々な困難があった。そもそも一般的な3~4人のバンドでもメンバーの不仲で解散することが多々あるのに、9人もいればどうなるかはお察しである。そして新作をリリースすれば毎回賛否両論である。いや、それ以前にマスクのデザイン変更でも論争になり、メディアは面白おかしく取り上げる。それでも最前線を戦い抜いてきて、ここでふと一人きりになれた男の音楽がここにある。


と、評論めいたことを書いてきてアレなのだが、このアルバムは頭空っぽで聴くのが楽しいし正しい。新しさは無い。外れ曲も無い。ただロックを、紹介文にもあるようにハードロックからヒップホップという多様な要素を、ただただ爆音で楽しむのが正解だ。

コリィはこのアルバムを制作するに当たって色々な事を思い返し、考えただろう。しかし聴く人にはただ音楽を楽しんでほしいと思っているのではないだろうか。このように代弁するのもおこがましいのだが。


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