【レビュー】jizue – Seeds

【レビュー】jizue – Seeds
         

概要

jizueの約2年ぶりとなるアルバム「Seeds」が2020/9/2に発売された。

最新作『Seeds』は、井上典政、山田剛、片木希依の新体制での初の作品となる。メンバーいわく“今までで一番柔軟に、そしてそれを楽しみながら作ることが出来た”と言うように、バンドとしての成長、新境地を存分に味わえる作品になっている。

公式サイトより引用)

“今までで一番柔軟に”という言葉の通り、今までのjizueの楽曲とはかなり異なるアルバムとなっていた。


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曲リスト


聴いてみた

最初にも書いたが、今までのjizueとは違う。

ポストロックバンドという認識だったが、ピアノポップ寄りになっていると感じた。

そうなると、「激情&轟音系ポストロック」が好きでjizueを聴き始めたファンからすると、それは受け入れ難いかもしれない。わかるよ。

でも個人的には、これはこれで良いと思えたのだ。



まずは圧倒的にボーカル曲の割合が増えた。

以前にもボーカルがちょろっと入っている曲はもちろんあったが(それでもAmazonレビューでは苦言を呈されていた気がする…)、今回はインストの方が割合が小さいと思う。

そしてピアノ・ギター・ドラムのお互いを高め合うようなテクニカルな絡みも、特に目立たない。

じゃあダメじゃんと思われるかもしれないけど、だってずっと同じことやってるわけにもいかないじゃん


どういったアーティストでも曲風が変わると、昔のほうが良かったと懐古的な意見は出るし、自分だってもちろんそう思うことは多々ある。

でも今までと違うことをやることは、そんなに責められることだろうか。

HONDAはカブで世界的に有名だけど、だからといってカブしか作ってこなかったら今のような世界的な企業になれただろうか。例えとして合ってるのかは知らんけど。

自分も仕事をしていて、ずっと同じことしかしていないとそのまま腐っていくような感覚がある。

アーティストだって、いやアーティストだからこそ変わることは重要だろう。


結局曲について対して書かずに脱線した気がするけど、ピアノポップとして聴けば普通に良アルバムだと思った。

「刹那(切な)系ピアノポップ」という感じがした。

ピアノのメロディーは相変わらず良いし、テクニカルなドラムも健在。

勉強不足で詳しくはわからないんだけど、ボーカルの方の声も皆さん美しくて、オシャレなものになっている。

今までのjizueはスピーカーやヘッドホンで爆音で食い入るように聞くものだったとすると、今回のSeedsはBGM的に楽に聴きたいと思えるものだった。


アルバム名はSeeds。

変わらざるを得なかったのか、変わりたかったのか、それはわからない。

この種が今後どのように成長して花咲くのか楽しみだ。


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