【レビュー】The Lawrence Arms – Skeleton Coast

【レビュー】The Lawrence Arms – Skeleton Coast
         

概要

The Lawrence Armsが2014年リリースの「Metropole」以来、6年ぶりのスタジオ・アルバム「Skeleton Coast」を7/17にリリースした。

Skeleton Coast was recorded 30 miles east of El Paso, TX at Sonic Ranch Studios with longtime producer Matt Allison.

….. Although it was written and recorded before the Coronavirus upended the world, the band’s seventh studio album sounds eerily prescient as it imagines an apocalyptic future where coyotes croon and wolf packs roam free. “For a band who has been around as long as us, this is about as urgent of a record as we could make,” vocalist and bassist Brendan Kelly explains. “It may be kind of dark but it’s really about searching for light in the darkness and finding it, as small as those moments may seem.

Epitaph

ざっくり意訳すると、

”長年プロデューサーを努めてきたMatt Allisonが引き続きプロデュースした。新型コロナウイルス問題が起きる前に作曲・レコーディングしたが、今聴いてみると終末世界を予感させるような暗い作品になっている。でも、暗闇の中でごく小さな光を探すような、そんな作品になっていると思う。”

とのこと。

なるほど、色々思うところはあるけれども、後で書きます。


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曲リスト


聴いてみた

新型コロナウイルス問題の話とかが出ているけど、単純に曲を聴いた感じでは今までのLawrence Armsと”良い意味で”何も変わらない。

確かに暗いというか、悲しげな哀愁メロディーが一貫しているけど、それはいつものLawrence Armsだ。

1999年に最初のスタジオ・アルバムをリリースして、約20年、7枚のアルバムをリリースしても何も変わらないというのは、人によって評価が分かれると思う。

これは完全に個人的な偏見による想像だが、Lawrence Armsは決して陽キャではない、クラスの三軍くらいがバンドをやっているイメージだ。決して大ヒットはしない、スターにはなれない、でも食っていけるだけの稼ぎはあるし、何よりも自分たちはこれが好きなんだ、という信念を感じるのだ。

それくらいの哀愁を感じさせるメロディーは今作でも健在だ。


今作でのalpha amp的ベスト哀愁曲は、8曲目の「Ghostwriter」だ。

曲の中で「I’m a ghost writer.」と歌い上げるセンスもなかなかだが、ギターボーカルのChris McCaughanの、あの独特のしゃがれ&かすれ声で歌い上げられるメロディーは至高。

そして続く9曲目の「How To Rot」もまさにLawrence Armsという曲になっている。

これまでのアルバムを聴き込んでいる人ならわかると思うのだが、Lawrence Armsはサビで「○!○!○!○!」と、同じフレーズを連呼する流れをよく作る。

本作でそれが一番顕著に出ているのが「How To Rot」だ。

と、多少のウンチクはあるものの、今までのアルバムと同じように気軽に聴ける、聴き流せる作品となっていて捨て曲もなし。

大ハマリすることは無いかもしれないが、大外しもしない、オススメできるアルバムになっている。


ここからは僕の完全な独り言なので、不要ならばページを閉じてもらって構わない。

長年の疑問としてあるのだが、The Lawrence Armsって売れているのだろうか?

少なくとも日本盤が全くリリースされず、輸入盤しか無い日本では売れていないだろう。

かと言って海外でもそこまでヒットしていないような空気感を感じる。

しかしEpitaphという有名レーベルからコンスタントにリリースできているということは、まあ業界的にはそこそこの数字を出しているのだろう。

なんでそんなことを言うかというと、このバンドにはもっと活動を続けてほしいからだ。

売れなければ当然レコード会社との契約は更改されないだろうし、僕らのもとに音楽が届けられることも無くなってしまう(今はCDではなく配信リリースという手段もあるので、レコード会社が全てというわけでも無いが)。

なので定期的に新譜情報を調べて、新しくリリースされているものがあれば欠かさずポチっているバンドの一つなのだ。

この話に特にオチは無いが、良い曲を出す人たちには末永く活動を続けて欲しいから、ものすごーーーーく微力ながら20年近くCDを買い、愛聴しているバンドなんですよというお話でした。


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